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このテーマの理由
今回の記事では、”エクササイズ”と”トレーニング”の違いについて考えていきたいと思います。
このテーマは、トレーニングについてディスカッションしている時にふと思いつきました。自分としてはかなり曖昧な使い方をしていたため、一度明確に区分していきたいと考え、今回まとめてみました!
皆様の中でも、”同じことなんじゃないか”・”違いがわからない”・”軽い運動がエクササイズで激しい運動がトレーニング”というように考えている方がいるのではないでしょうか?
この記事を参考にしていただければ、この2つを明確に区分することができ、相手への説明もより分かりやすくなるのではないでしょうか?
では、いきましょう!
エクササイズとトレーニングの違い
以下は、Starting Strengthの著者であるMark Rippetoe氏による考えです。
Exercise is physical activity for its own sake, a workout done for the effect it produces today, during the workout or right after you’re through.
Training is physical activity done with a longer-term goal in mind, the constituent workouts of which are speficicaly designed to produce that goal.
日本語訳になります。
『エクササイズは、自分個人の楽しみに行うだけのものであり、その時か運動直後かその日限りの結果をもたらすものである。』
『トレーニングは、長期的な目的があり、内容はそのゴールを達成するために作られるものである。』
非常に参考になる考え方です。
エクササイズでは短期的な恩恵を受けるものであり、トレーニングでは先を見据えてプログラムを組んでいくということが必要であるということです。
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まとめ
トレーニングでは”ある目的”のために、トレーニングの頻度やレップ数・セット数・重量・フォーム・スピードなどを変えていく必要があります。
また、”ある目的”とは、”動作を改善する”・”筋肉を肥大させる”・”筋力を向上させる”・”爆発的な力発揮する”・”持久力をつける”・”可動域を広げる”ことなどが当てはまるかと思います。
エクササイズでは、フィットネスクラブでレッスンを受けていることや趣味で運動をしていることも含まれるため、その人の娯楽要素として幅広い概念になるでしょう。
例えば、『固有筋の運動・筋収縮を促す運動』では短期的な恩恵を受けるもので、エクササイズとして分類されます。しかし、これには固有筋の筋力を向上させて、その先の”動作を改善する”という目的があればトレーニングに分類されると思います。つまり、オーバーラップする部分もあるのではないかと思います。難しい概念だと思いますが、個人的にはこの場合トレーニングに分類する方が良いと思います。
我々セラピストは、相手に対してしっかりと目標を提示して、その人に適した『トレーニング』を提供していく必要がありますね!
参考文献
Starting Strength: Basic Barbell Training 3rd Edition :Mark Rippetoe, 2011
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