治療家・専門家・トレーナーの方へ
少しでも患者さんのためにと、日々勉強に励んでいる方が多いかと思います。
そのような方にとって、この記事を読むことで日々の臨床のお役にたてれたら幸いです。
特に、最新の解剖学や、病態に関する内容、整形外科テストのまとめ、評価の進め方などを共有していく予定です。
しっかりとした裏付けがあれば、患者さんに対する説明がより丁寧な内容となり、信頼性・験者間信頼度も高くなり、多様な部門での情報共有が可能になると思います。
興味深い内容の論文や書籍などがありましたら、ぜひ共有していただければと思います。
ご気軽にご連絡ください!
解剖学
解剖学として、教科書的に書かれている筋肉の起始停止などを覚えて来られた方がほとんどだと思います。
骨格が人それぞれ違うように、筋肉の起始停止や走行、筋腹の数、腱の分岐などもそれぞれバリエーションがあります。
筋肉以外には、関節の形状にもバリエーションがあります。
これらのことを踏まえると、一般的な解剖学が当てはまらない人もいるという事実があります。
これは、評価・治療で介入をする上でも非常に重要なことであると考えています。
目の前にいる方の身体を解剖するわけにはいかないため、実際にどのような関節の形状・筋肉の起始停止や走行をしているかはわかりません。
しかし、そのバリエーションを知っていることで、評価・治療の幅は広がり、その結果から得られる解釈の仕方も変わってくるのではないかと考えています。
これまで習ってきた解剖学がほとんどの人に当てはまることかとは思いますが、それだけではないということを少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。
病態
『〜症候群』『〜損傷』など多くの病態が存在しています。
これに関する原因や、評価手順と介入方法をご紹介していきます。
有名な病態から、あまり知られていないマイナーな病態もありますので、可能な限り最新の情報かつ幅広く深掘りした内容でお送りできればと思っております。
スペシャルテスト・整形外科的テスト
世の中には、数多くのスペシャルテスト・整形外科的テストが存在しています。
人の名前を使わなくなってきている傾向にありますので、皆様が既にご存知のテストも名前が変わっているかもしれません。
整形外科領域に従事している方は、これほどまでに膨大な数を覚えることは困難と感じるかもしれません。
そこで、テストごとの感度・特異度および陽性尤度比・陰性尤度比をもとに、どのテストを選択するべきなのかをご紹介していきます。
単独のテストだけで評価するよりも、数種類のテストを組み合わせて評価をすることで、その信頼性は向上していけると考えています。
また、その情報を施設・院内の同業者および他職の方と共有することも大切なことだと感じています。
評価に関しては、『誰が評価しても同じ結果が得られること』が重要と考えています。
それは、患者さんのためであり、かつ我々が介入するときにも良き道しるべになると確信しています。