肋骨の動きを良くするための心地よいストレッチ方法3選

肋骨の動きを良くするための心地よいストレッチ方法3選 セルフケア

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肋骨の動きを良くする

肋骨の動きを良くすることは呼吸機能を高めるだけではなく、腰背部痛や肩関節痛・頸部痛など上半身に生じる諸症状を改善することに繋がるため、とても重要なことです。

肋骨が動きやすくなると上半身の重心位置をコントロールしやすくなるため、下半身の症状や腕・肘・手首周りの症状まで緩和・改善することにも繋がることが考えられます。

また、背骨の胸椎という部分と関節を構成していることから、身体全体の緊張を制御するような自律神経系への影響も考えることができます。

胸郭を下から見た写真

肋骨の動きが少ない場合、肋骨は開いている状態(息を吸っている状態)にあり、身体の緊張は高まります。反対に、肋骨が閉じている状態(息を吐いている状態)は、身体はリラックスするので、肋骨も大きく動くことができ、上半身を柔軟に動かすことが可能です。

肋骨の動き

肋骨の動きは、下がる動き(前方への回旋・下制)上がる動き(後方への回旋・挙上)の2つがあります。

下がる動きは息を吐く時や上半身を曲げる時に、上がる動きは息を吸う時や上半身を反る時に生じます。

そのため、肋骨の動きを良くする、さらには身体全体の動きを良くするためには、身体を丸めて息を吐きながら行う必要があります。

胸郭屈曲・回旋動作

反対に胸を張る、腰が反るような状態ですと、肋骨の動きも悪くなり、身体全体の緊張も高くなりリラックスするのが難しくなるため、痛みなどの症状が生じやすくなります。反対に、重たいものを持ち上げたり、力を発揮するには利点となります。

左右へ捻る動き

さらに上半身を左右へ捻る動きにも肋骨の動きが関係してきます。

左右へ捻る場合、右側と左側で反対の動きが生じます。

右側に捻る場合は、右側の肋骨が上がる動き、左側の肋骨が下がる動きが乗じます。
左側に捻る場合は、この反対で右側の肋骨が下がる動き、左側の肋骨が上がる動きが生じます。

そのため、鏡などで前から見て、肋骨の開きに左右差のある場合は、上半身の姿勢が若干捻った位置になっているかもしれません。

例えば、左側の方が開いているように見えると、上半身は左側に捻った姿勢であることが考えられます。(違う場合もありますので、専門家に見てもらうのが確実でしょう。)

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脇腹・腰のストレッチ

座って上半身を横に傾けながら、背中〜腰の筋肉を伸ばしていきます。

ストレッチ方法

  1. 椅子やソファに座って、脚を閉じます
  2. 両手を上げて、右手で左手首を掴みます
  3. 息を吐きながら上半身を右側へ傾けます
  4. 左手を右斜め上・前方へと引っ張るように動かします
  5. 腰から背中・脇腹がストレッチされるのを感じます
  6. 深呼吸に合わせて5〜10回、2〜3セット行いましょう

※両側のお尻に均等に体重をかけて座りましょう
※息を吐きながらストレッチを行いましょう

背中のストレッチ

四つ這いで背中を曲げて捻り、背中の筋肉を伸ばしていきます。

ストレッチ方法

  1. 四つ這いの姿勢をとり、両手を真ん中に近づけます
  2. 片手を横へ滑らせるように動かします
  3. 肩を床・ベッドに近づけるようにして上半身を捻ります
  4. 背中がストレッチされるのを感じます
  5. 深呼吸に合わせて5〜10回、2〜3セット行いましょう

※支えている側の肘は曲げて大丈夫です
※息を吐く時に捻り、息を吸う時は元の位置に戻りましょう

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胸・肩の前のストレッチ

横向きで寝て上半身を捻り、胸の筋肉を伸ばしていきます。

ストレッチ方法

  1. 横向きで股関節を90°曲げ、下側の手で膝を固定します
  2. 上側の手を上に伸ばした後、斜め上方向へ開いていきます
  3. 息を吐きながら腕を開き上半身を捻ります
  4. 胸・腕の前がストレッチされるのを感じます
  5. 深呼吸に合わせて5〜10回、2〜3セット行いましょう

※腰を反ったり、捻らないようにしましょう
※息を吐く時に捻り、息を吸う時は元の位置に戻りましょう

まとめ

肋骨の動きが悪くなってしまっている方は非常に多く見受けられます。

現代の生活スタイルなどが大きく関係しているのかもしれませんが、生活様式そのものを変えることはとても難しいです。

そのため、普段から身体を動かす習慣をつけておくことが大切になります。

こちらの記事では、リブフレア・肋骨の開きについてまとめていますので、気になる方はぜひご参照いただけますと幸いです。

ご相談やご質問等がある場合は、お問い合わせフォーム匿名でできる質問箱などを気軽にご利用ください。

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