あごの痛みに対する筋肉のセルフケア方法

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顎関節症:あごの痛みに対するセルフケアのトップ画像 一般の方向け記事

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あごの痛みに対するセルフケア

今回の記事では、顎の痛みに対するセルフケア方法をご紹介致します。

『朝起きた時に口を開くのが痛い』、『朝食で噛む瞬間に痛い』、『硬いものを噛み切ろうとすると痛くてできない』というような症状を抱えている方は少なくありません。

一般的には“顎関節症”といわれる状態です。この言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

顎を押さえる女性

顎関節症は、まず最初に物を食べる(咀嚼)時に使う筋肉(咀嚼筋)に痛みが生じ、徐々に悪化していくと顎関節周辺が痛くなってしまう症状です。悪化していく中で、少しずつ口が開かなくなってしまうことがあり、日常生活の中でも非常に悩まされてしまう症状の1つです。

食事するときくらいは、痛みなく美味しい物が食べたいですよね!
痛みを軽減・緩和させるために必要なケアの場所がありますので、ぜひお試し頂きたいと思います!

ではいきましょう!

側頭筋

側頭筋そくとうきんは、頭の横(側頭部)に位置する筋肉です。
この筋肉が緊張してしまうと、口を開く時、または食べ物を噛む時に顎が痛くなってしまいやすいです。

顎関節と側頭筋・咬筋

側頭筋は、噛む時に力が入る(収縮する)筋肉ですので、頭の横を触れながらグッと噛む事で、力が”ピクピク”と入るのを感じれると思います。

耳の上あたりから後頭部にかけて付着している大きい筋肉ですので、前・真ん中・後に3分割されます。

それぞれの場所をグリグリとして確認しながら、『痛いけど気持ちが良い』場所を探していきましょう。

側頭筋のマッサージポイント

良い場所が確認できましたら、その場所を約2〜3分間ほどほぐしていきましょう!

側頭筋

  • ”耳の前”・”耳の上”・”耳の後ろ”の側頭部をそれぞれ押して確認
  • 『痛いけど気持ちが良い』場所を探す
  • その部分を約2〜3分かけてほぐしていきましょう

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咬筋

咬筋こうきんは、耳たぶの下辺りからほっぺたの周りに位置する筋肉で、痛みを感じる場所に近い部分に存在します。
この筋肉が緊張してしまうと、口を開く時、または食べ物を噛む時に顎が痛くなってしまいやすいです。

咬筋も、側頭筋と同様に噛む時に力が入る筋肉ですので、ほっぺたの下を触れながら噛んでいただき、力が入る場所を確認しましょう。

咬筋のマッサージポイント(イラスト)

ポイントは、一箇所だけではなく『耳たぶの前側・ほっぺたの下・ほっぺたの上の3箇所』に分けて、グリグリとしながら、『痛いけど気持ちが良い』場所を探していきましょう。

咬筋のマッサージポイント

硬くて痛みのある場所が確認できましたら、その場所を約2〜3分間ほどほぐしていきましょう!

側頭筋

  • ”耳たぶの前側”・”ほっぺたの下”・”ほっぺたの上”の部分を押して確認
  • 『痛いけど気持ちが良い』場所を探す
  • その部分を約2〜3分かけてほぐしていきましょう

この筋肉はいくらほぐしても完全には緩まない筋肉ですので、過剰にやりすぎないように注意が必要です!

胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋きょうさにゅうとつきんは、耳の後ろの後頭部から鎖骨の内側に向かって存在する筋肉です。

胸鎖乳突筋のイラスト

直接的には顎関節とは関係しませんが、この筋肉が緊張する事で二次的に顎関節へ問題をきたす可能性があります。

胸鎖乳突筋は、主に肩こりや首の痛みの要因の1つになります。顎関節に問題があり、首や肩にも問題がある場合、この筋肉の影響大きいと考えられます。

この筋肉は左右を向くとはっきりと見えますので、位置は確認しやすいかと思います。
確認ができましたら、胸鎖乳突筋をつまんで左右へ動かしていきましょう。
上から下へとまんべんなく行うと良いでしょう。

胸鎖乳突筋のマッサージポイント

胸鎖乳突筋

  • 胸鎖乳突筋を”気持ちの良い程度の圧”を加えてつまむ
  • 左右に動かしながら、上から下へと行う
  • 約2〜3分かけてほぐしていきましょう

※より鎖骨に近い方は、血管や神経が通っている場所がありますので、嫌な感じがするようであればその場所を避けて行いましょう。

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まとめ

今回は、顎関節周りが痛い時に行うべきセルフケアの方法をご紹介しました。

顎関節の痛みが生じる原因の一つとして、夜間の食いしばりや歯ぎしりなどが考えられています。
これが原因となっている場合、歯科を受診してマウスピースを装着する必要があります。ご自身で判断せず、近隣の歯科で相談していただくことをオススメします。

すでにマウスピースを作成しているけれど、それでも顎関節が痛む場合には上記でご紹介した内容をお試しいただければと思います。

また、顎関節の痛みに関しては、あご周りの筋肉の問題だけではなく、姿勢の影響も大きく受けます。
猫背姿勢の場合、肩甲骨・肩が前に入り込み、頭は前に移動しています。この状態では、首・肩周りの筋肉が適切に機能せず顎関節の位置関係が悪くなってしまうことがあります。

普段から良い姿勢を心がけることや、肩甲骨周りや背骨のエクササイズを行うのもオススメです!

コメント

  1. […] あごの痛みに対する筋肉のセルフケア方法あごの痛み、いわゆる”顎関節症”に対して、日常的に簡単に行うことができるセルフケア(マッサージ)のポイントをご紹介しています。食 […]