痛みを感じ取る機能は身体にとって大切なことであり、痛みを感じている時は身体を変える絶好の機会である

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痛みとは

国際疼痛学会(IASP:International Association for the Study of Pain)では、痛みを下記のように定義しています。

実質的あるいは潜在的な組織損傷に結びつく、あるいはそのような損傷を表す言葉を使って表現される不快な感覚・情動体験

膝の前側を押さえる女性

そもそも、痛みは主観的なものです。

痛みは組織損傷に伴い生じることは何となくお分かりいただけるかと思いますが、実際に組織が損傷されていることの有無にかかわらず不快な感覚、痛みに関連している体験などからも痛みが生じている可能性があります。

つまり、組織損傷に伴い生じる痛みだけではなく、明らかな損傷がなくても生じる痛みがあるということです。

これに関しては少々理解が難しいかもしれませんが、詳しくはこちらの記事をご参照いただければと思います。

今回の記事では、実際に組織損傷が起きている、あるいは組織に負担がかかっているために痛みが生じている場合のことをお話していきます。

痛みを感じ取るということは身体にとって大切

痛みを感じ取るということは、「今、あなたの身体の中で異変が起きていますよ!」とお知らせしてくれるとても大切な機能です。

この痛みを感じ取る機能がなければ、身体は壊れ続けいつの間にか動けなくなってしまうでしょう。そうなってしまわない様に予め備わっている機能と考えています。

“痛み”は負の感情と関係していますので、痛みが生じる様なことを避けるよう身体が勝手に反応します。

痛みがある状況は好ましくないと思いますが、ある程度それを許容することも必要かもしれません。何なら、これまでご自身の身体に負担をかけてきた証拠でもあるため、身体を労ってあげることが必要でしょう。

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痛みが出るのにも理由がある

出来れば痛みを感じずに済ましたいですよね。

しかし、多くの方が“痛みが出た”ところで身体の異変を感じます。

身体に多少の負荷がかかったとしても、すぐに強烈な痛みが出るわけではありません。

多少の負荷であれば耐え忍んでくれます。痛みが生じない様に隠してくれます。

それでも、私達はそれに気づかず負荷をかけ続けてしまいます。身体の異変に気づいていませんから。。

やがて、一定の負荷がかかり続けている身体のある部分にも限界が訪れます。

「もう無理です。」「気づいてください。」と。

この時ようやく痛みとして認識することになります。

痛みを感じることには、ある一定の基準・境界線・ボーダーラインが存在します。(閾値)

その基準・境界線・ボーダーラインを越えれば痛みを感じ、越えなければ痛みを感じません。

一度その基準・境界線・ボーダーラインを超えてしまうと、多少の負荷でも痛みを感じやすくなってしまいます。いわゆる過敏な状態です。

ある程度の期間、その基準・境界線・ボーダーラインを超えないでいれば、多少の負荷では痛みを感じない状態・痛みを感じる前の状態に戻ります。

症状の程度により期間は変わりますが、組織に負荷をかけてしまう動作が修正できれば、すぐに変化することもあります。

痛みを感じている時は身体を変える絶好の機会である

組織に負荷がかかり痛みを感じている時というのは、姿勢や動作の問題が生じている可能性が高いです。

そのため、姿勢や動作を変化させれば、痛みが軽減・消失することがあります。

この姿勢や動作の問題点が見つかれば、痛みをコントロールすることが可能となります。

そして、これまで負荷をかけ続けていた原因がそこにあるため、根本的な問題となる姿勢や動作を変える絶好の機会となります。

何か間違った姿勢や動作を行えば痛みが生じるため、とても分かりやすい状況であるとも言えます。

痛みが自分の身体を良い方向へ導いてくれます。

基本的に、それが改善されなければ痛みは再発するか、どこか別の場所に痛みが生じることとなります。

痛みが改善されればそれで全てOKではなく、痛みを引き起こしている姿勢や動作の問題を改善していくことが必要なのです。

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痛みが出る前に気付くために

これまでの内容から、「そもそも痛みが出る前に何とかできないの?」と考えるかもしれません。
本当にその通りです。

痛みが出る前に、身体にかかる負担が増えていること・違和感が微妙に生じていることに気付くことができれば、痛みを感じずに済むかもしれません。

ではなぜ気付かないのか?

日常的にご自身の身体と対話する、いわゆる身体を動かす機会が少なすぎることが原因かもしれません。

ストレッチが日課になっている方であれば、「いつもよりも身体が硬いな」「ストレッチの時に若干痛いな」と気付くかもしれません。

歩くことが日課になっていれば、「いつもよりも歩くペースが遅いな」「歩く時に左右のバランスが悪いな」「踏み込むとなんか違和感があるな」と感じるかもしれません。

このように身体の“わずかな異変”に気付くためには、毎日少しでも身体を動かし、ご自身の身体の状態に目を向けることがとても大切です。

早く異変に気付ければ、早く対処することができるので、痛みを感じる前にケアできるかもしれませんし、たとえ痛みが生じたとしても短い期間で改善できるかもしれません。

『ご自身の身体に対する基準を作ること』

これがとても大切です。

これが出来れば、「今日は調子が良いかもしれない。」「今日は調子が悪いな…。こういう日は、この流れで過ごそう。」なんてことが可能になります。

ご自身の身体なので、ご自身でコントロールすることができればそれに越したことはありません。

それができない時に、専門家に頼るのが良いでしょう。

ご相談やご質問等がある場合は、お問い合わせフォーム匿名でできる質問箱などを気軽にご利用ください。

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