五十肩の症状の特徴と痛みの原因:肩関節のしくみ

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肩の痛みとは

今回は、肩の構造から五十肩(肩関節周囲炎)についてご紹介致します。

肩は、人体の中でも大きく動かすことが可能な関節で、生活の中で非常によく使われる部分になります。

使用頻度が多いため、肩の痛みにお困りの方々は多いのではないでしょうか?

五十肩とは?

一般的に五十肩と言われるのは、整形外科領域の言葉で表すと『肩関節周囲炎』と言います。

症状の特徴としては、腕を上げたり・後ろに回すのが痛む『運動時痛』と、夜寝る時に肩が痛む『夜間時痛』になります。

運動時痛

運動時痛は、文字通り腕・肩を動かすときに痛みが生じます。
そのため、痛みが出始めてから日が浅い場合、無理に動かさず適度な安静が必要になってきます。

しかし、ある時期のタイミングで動かさないと肩の関節周りが硬くなってしまい、その硬さが原因で肩が痛むこともあります。
(これが、動かさない期間が長すぎると肩の動きが非常に悪くなり、治るまでに長期間がかかります。)

その場合、『肩関節拘縮こうしゅく』という状態に変わっています。

夜間時痛

夜間時痛は、寝ている時の腕の位置によりズキズキと痛みが生じ、「痛くて眠れない」「痛みで目が覚める」という状態です。
寝返りのたびに痛みが生じて起きてしまうことも多く、身体的にも精神的にも非常にストレスが蓄積されます。

この場合、『肩の周りの炎症』が起きていることが多く、何もしていないのに痛みが生じることとなります。
あるいは、肩関節の周りが安定せず、周りの筋肉が常に緊張していることも要因の一つになりうることもあります。

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なぜ五十肩というのか?

これら運動時痛や夜間時痛の症状が、40歳・50歳代に多くみられることから、『四十肩』『五十肩』と言われています。
もちろん、それ以外の年代の方々にも生じうる症状になります。

きっかけがなく症状がみられることが多いこの症状は、人それぞれ要因が違います。

肩の関節を構成する、骨や靭帯・筋肉・腱・関節包という部分が影響しており、どの部分がどの程度現在の状態に影響しているかが様々です。

肩の構造について

肩関節は、腕の骨(上腕骨じょうわんこつ)と肩甲骨で構成されます。

上肢のイラスト・主に肩甲骨と上腕骨になります

例えば、ゴルフでティアップされたボールが、肩関節の状態をイメージするのに良いでしょう。
(ボールが上腕骨で、ティが肩甲骨といった感じです。)

ゴルフボールとティ

非常に不安定で、すぐに落ちてしまいそうな状態です。

そのため、周りは”関節包”といわれる関節を覆う袋のようなものや、”靭帯”によってしっかりと支えられています。

そのほかに、数多くの筋肉が肩の周りを覆っているため、肩が脱臼することなく大きく動かすことが可能となっています。

肩関節を覆う筋肉

筋肉は、関節に近い部分(インナーマッスル)と表面を覆う部分(アウターマッスル)が存在します。

関節に近い部分は、ローテーターカフと言われる4つの筋肉・腱で構成されます。

腱板けんばん棘上筋きょくじょうきん棘下筋きょっかきん小円筋しょうえんきん肩甲下筋けんこうかきん

表面を覆うのは、三角筋や大胸筋・広背筋・大円筋など、その他にも多くの筋肉が肩の動きには関与します。

肩関節と肩甲骨の動き

先ほどの、『ゴルフボールとティの関係』を覚えていますか?
肩関節は、”ボール”だけを動かすよりも、”ティ”の根元の部分も一緒に動かす方が肩の動きは大きくなりますので、肩甲骨の動きというのも非常に重要になります。

その他には、鎖骨や肋骨・背骨(胸椎きょうつい)も大きく関与していますので、猫背の姿勢であると肩は動きにくくなります。

胸椎・肋骨・肩甲骨・鎖骨・上腕骨を含むイラスト

また、過去に鎖骨や肋骨の骨折を経験している場合、それも肩の関節の動きに影響してくる可能性があります。

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肩の痛みの時期

上記でも解説しましたが、普段の姿勢が悪かったり、肩甲骨・背骨・肋骨・鎖骨の動きが悪いことが、肩関節にかかる負担を大きくしてしまうことがあります。

特に思い当たるきっかけがないのに肩が痛くなったという場合は、これが当てはまるかと思います。

大きな負荷が加われば1回の出来事で痛みが発症しますが、小さい負荷であるとそれが蓄積されて徐々に違和感が生じ、やがて痛みが出てきます。

肩の痛みの経過には、おおよその3つの順序があります。

①炎症期

まずは、夜間時痛を伴う時期を『炎症期』といいます。

ちょっと動かしただけでも激痛が走り、痛くて夜も眠れないという状態です。

この時期は、可能な限り肩を安静な位置に保つことが大事であり、適切な範囲でゆっくり肩関節を動かしていくことも重要です。

②拘縮期

次に、肩関節が硬くなる時期を『拘縮期』といいます。

夜間の痛みも軽減してきて、安静よりも動かした際に痛みが生じる状態です。

これは、炎症期の間で少し動かしていないと非常に硬くなってしまい、その結果、動かせる範囲が狭く痛みも伴いやすいです。

③凍結期

この時期でも動かしていないと『凍結肩』といわれる状態になります。

こうなると動かし始めても、1〜2年あるいはそれ以上の期間が必要となってしまうかもしれません。

まとめ

このように、肩の痛みと動きに関してはある程度の区分けがされています。

炎症期にあまり動かしていないと拘縮期の状態が悪く、回復が遅くなります。

しかし、動かしすぎても炎症が長引いてしまう場合もあるため、気をつけていかないといけません。

肩関節前面に痛みがある場合や、何もしていない・ただ腕を下ろしているだけでも肩に痛みが生じる場合は、こちらの記事を参考にしていただければ幸いです。

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