”正しく綺麗に”歩こうと意識しない方が良い3つの理由

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歩き方

「歩き方が悪いといわれた」「変な歩き方をしている気がする」というように、日常的に頻回に行われる”歩行”という動作を気にしてしまう方は非常に多く見受けられます。

それは、鏡に映る歩く姿勢であったり、つまづくことが多くなってから歩き方が変なのかな…?と考えることもあれば、専門家など第三者の方から言われて気になってしまうという方もいると思います。

では、その気になる部分を変えていくためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

ウォーキングをする女性

”歩行”という動作は本当に複雑であるため、小手先で対処するようなことはしない方が良いです。

つまり、『歩き方を治すために意識するということはしない方が良い』ということです。

今回の記事では、『歩き方を意識しない方が良い理由』と『歩き方をどのように改善していくべきか』について解説していきます。

歩き方は意識しない方が良い

先ほどから何度も述べている通り、歩き方は意識しない方が良いです。

この理由は大きく分けて3つあります。

3つの理由

  1. 意識した瞬間には次の動作を行っている
  2. 意識すると身体の違う部分に負担がかかる可能性がある
  3. 歩くためには細やかな脳の指令が必要ない

これらについて、それぞれ詳しく解説していきます。

①意識をすると動作はぎこちなくなる

歩き方の”あるポイント”を意識したとします。

例えば、蹴り出す時に『お尻の筋肉を使う』や『膝を伸ばす』『つま先の向きを正面にする』というようなことを行ったとしましょう。

この”蹴り出す”タイミングでは、反対側の脚は前に振り出されており接地する瞬間であるということです。

蹴り出す脚に意識を向けすぎるあまり、接地側の脚の振る舞いがぎこちなくなってしまい、総合的に見て歩き方の癖が強くなってしまう可能性があります。

②身体に負担がかかる

歩き方は、今の身体の状況を良く反映してくれます。

言い換えれば、身体のどこかに不具合があるせいで、そのような歩き方になっているということが考えられます。

そのために、歩き方を意識して変えることは、必ずしも身体に良い結果をもたらすわけではないということです。
(先程の①の内容と合わせても、良くなるということは考えにくいです。)

例えば、片側あるいは両側において、腰のひねりが大きく骨盤が動いてしまう場合です。これは、股関節を伸ばす(伸展)や股関節の捻り(内旋・外旋)などの可動範囲の問題、腹筋群の機能の問題、足裏の筋肉の問題などが複雑に関係して生じる可能性があります。

そのため、これらのバックグラウンドの問題を無視して腰や骨盤を動かさないようにして歩くというのは、股関節や膝・足に負担をかけてしまうことが考えられますし、むしろ適切に行えない可能性の方が大きいと考えられます。

③脳の指令は必要ない

この内容は非常に大きく関与しています。

脚を前に振り出す時に、股関節をこのくらい曲げて、膝はこのくらいまで伸ばして、足首は何度にして、膝周りの筋肉にはこれくらい力を入れて…などというように、脳が細かい指示を逐一出していないということです。

脳の写真

しかし、脳が全く関与していないというわけではありません。
脚を前に振り出すという動作そのものが脳にプログラムされ記憶されています。そして、脚が後ろに伸ばされた時には違ったプログラムが作動されます。

そして、一旦動き始めるとリズミカルに脚を刻みます。
動き出す瞬間には上記のようなプログラムが作動しますが、歩いている途中はほぼ自動化されており脳は関与していません。骨・関節・筋肉がそれぞれ機能して勝手に身体が動くようになります。そして、”歩く”という行為以外に注意を向けるようになっております。

そうでないと、今問題となっている『歩きスマホ』なんていう現象は起こりません。常に歩きを意識しつつ、スマホの操作および内容まで頭に入ってくる状態を、脳内は処理し切れないでしょう。

このように、”歩く”ことはほぼ自動化された動きであり、脳の指令によって動かされているわけではありません。

よって、歩きのあるポイントを意識しても動作全体はぎこちなくなくなり、長期的にみて効果的ではないでしょう。

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歩き方を改善するためには

では、歩き方を改善するためにはどのようにしていくべきなのでしょうか?

問題点を見つける

まずは、現在の歩き方になっている問題点を見つける必要があります。これはご自身だけで判断することはできない、難しい部分になります。

また、”原因”ではなく”問題点”という言葉をあえて用いています。
原因ですと、それを改善すれば完全に良い歩き方になると考えられますが、歩き方に関しては絶対的なイコール関係はありません。あくまでも仮説・可能性の話で進めていくことが多いので、”問題点”と表記しています。

問題点も1つだけという方もいれば、複数が関係している方もいます。また、そもそも硬くて動かせないというケースもあれば、硬さはないけど適切にコントロールできていないというケースもあります。

そのため、第三者に問題点を見つけてもらう必要があります。

問題点を改善する

見つかった問題点を改善するためには、エクササイズが必要となります。

筋肉や関節の可動範囲を広げるためのストレッチングや、筋肉の力の入りを改善するトレーニングを行っていきます。

これらが改善されていくと同時に、下半身に体重を乗せた状態でトレーニングを行っていく必要があります。

寝た状態でトレーニングしたり、マシンなどを使ってトレーニングを行うだけでは、体重を乗せた状態での身体の動きは改善されていきません。

そのため、最終的には立った状態で、両脚から片脚にしてトレーニングを行っていく必要があります。

プログラムする

それらを反復して、動作を脳内にプログラムしていく必要があります。

エクササイズをし始めてすぐの段階では、それが身体に定着していない可能性があります。いわゆる自分のものになっていない状態です。

そのため、序盤の段階はなるべく頻回にエクササイズを行う必要がありますが、その後は徐々に回数・頻度を減らしていくようにしていきましょう。

まとめ

今回の内容をまとめますと、①意識をすることで動作がぎこちなくなる・②身体に負担がかかる可能性がある・③脳からの指令は必要なしに歩くことができる、という3つのポイントから”歩き方は意識しない方が良い”ということでした。

しかし、これには当てはまらない例外もあります。
何か競技や舞台・大会などで人前で歩かなければいけない場合は、練習などで意識して行うことで目的とする歩き方を習得することが必要となるでしょう。

バレリーナの爪先立ち

この場合、普段の歩き方までそのようになってしまう方もいれば、日常生活とは切り離せる方もいます。可能であれば後者の方が良いでしょう。

その練習中などは全力で意識することで、その歩き方を身につけていただき、一回リセットするためのエクササイズを行ってから普段の生活に戻ると良いです。
ご自身で感覚の良いエクササイズを選択すると良いかもしれません。

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