目の奥の痛みを改善するために必要な2つのポイント

一般の方向け記事

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目の奥の痛み

今回の記事では、目の奥の方で感じる痛みの原因と症状を改善するための2つのポイントをご紹介します。

長時間のデスクワークをされている方や、在宅勤務で身体を動かす機会が減ったという方では、このように『目の奥の方が痛くなる症状』や『目が疲れたような症状』を感じことがあるかと思います。

目の奥が痛い・眼精疲労の女性

”目の奥の痛みの症状”は、首の痛みや肩こりと合併して生じているという方もいるのではないでしょうか?
これには理由がありますので、それを解説していきます!

痛みの原因

目の奥の痛みを生じさせる主な原因は、”胸鎖乳突筋”という首の前面の筋肉になります。

胸鎖乳突筋のイラスト

目にまで到達する筋肉ではありませんが、この筋肉の緊張や硬さが影響して痛みを放散します。
特に目の奥の方に症状を発しますが、この他にも目の周りや前頭部(おでこ)・頭頂部(頭のテッペン)などにも痛みを放散させることがあります。

胸鎖乳突筋・斜角筋のイラスト

胸鎖乳突筋は、耳の後ろの後頭部から鎖骨にまでかけて位置している筋肉です。
筋肉の働きとしては、①顎・顔を前に出すこと、②横を向くこと、③頭を傾けることの3つになります。

胸鎖乳突筋の作用

  1. 顎・顔を前に出すこと
  2. 横を向くこと
  3. 頭を傾ける

痛みを引き起こす原因は胸鎖乳突筋ですが、胸鎖乳突筋に負担をかける原因としては『座る姿勢』や『頭の位置』になります。

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姿勢の影響

猫背で丸くなった姿勢をとると、自然と頭の位置が前に位置するので、パソコン画面・モニターを覗き込むように見てしまいますよね!これが痛みの原因につながる要素です。

パソコン作業で姿勢が悪い女性のイラスト

片側だけに症状が出ている場合は、この姿勢に加えて左右の”ヒネり”や”傾き”が加わっている可能性が高いです。”モニターが右側にある”・”左側にあるテレビを見ながらご飯を食べている”といったように、左右どちらかを向いている可能性が高いです。片側だけに横向きで寝ている場合などもこれに当てはまります。

横向きで立て肘で腕枕をして寝る女性のイラスト

これには、利き目も影響しているとは思いますが、可能な限り左右どちらかに偏った姿勢は取らない方が良いでしょう!

また、首だけではなく、肩周りや腰・骨盤の左右の”ヒネり”・”傾き”も首と頭の向きに大きく影響しています。足を組むのも骨盤の左右のバランスが崩れやすいので、どちらかに偏らず組み替えながら座ると良いでしょう!(本来は足を組まない方がオススメです…!)

胸鎖乳突筋のマッサージ

症状を改善するために、2つのポイントがあります!

まずは、痛みを引き起こしている胸鎖乳突筋の緊張・硬さを改善しましょう。その次に、胸の前の筋肉(大胸筋)をストレッチして、普段の姿勢や左右バランスを整えていきましょう。

胸鎖乳突筋に対してマッサージをすることがオススメですが、行う場所には注意していきましょう。

胸鎖乳突筋のマッサージポイント

胸鎖乳突筋のマッサージポイント

  1. 喉ぼとけの高さで前の部分を指でマッサージ
  2. 顎の高さで横の部分を指でマッサージ

強い力では行わずに、軽く圧をかけて『痛いけど気持ち良い』程度でマッサージしていくと良いでしょう!

時間は2〜3分程度にして、長い時間行わないように気をつけましょう。やり過ぎてしまうと、筋肉に対する刺激量が多くて緊張が高くなってしまう可能性があり逆効果です。適度に行いましょう!

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胸の前のストレッチ

次に、胸の前の筋肉(大胸筋)のストレッチを行なっていきましょう!

胸の前ストレッチ

右肩を上にした横向きの状態で説明します

  1. 股関節を90度曲げて左手で上から抑えます
  2. 右手を目線の高さから頭上へ向かって動かします
  3. そのまま斜め45度付近まで開いていきます
    右の肩甲骨が床あるいはベッドにつくよう、上半身を捻ります
  4. 呼吸は止めないように注意し、各10回を2セットずつ行いましょう。

胸の前の筋肉は胸鎖乳突筋と繋がる関係にあるため、姿勢の面からはもちろん、間接的に胸鎖乳突筋の緊張を和らげることにもなりますのでオススメです!

ぜひお試しください!

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