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側頭部の頭痛
今回の記事では、偏頭痛持ちの方や、疲れが溜まると頭痛がする方、慢性的に側頭部が痛い方が、日常的に手軽に行える筋肉のマッサージやストレッチ方法をご紹介していきます。
頭痛の悩みを抱えている方は比較的多く、症状が生じてしまうことがストレスに感じることで、余計に悪化してしまうこともあります。また、長時間のデスクワークをされるような方でも、同じような症状を抱えている場合が多いです。
この側頭部痛の原因は多数あるため、断定することはできません。
しかし、日常的に対処することが可能な原因としては、首や肩周りの筋肉や姿勢の問題があります。筋肉の問題を改善していくことで症状が緩和するのであれば、側頭部の痛みの原因は筋肉や姿勢の問題であったということが分かります。いわゆる逆説的な考え方になります。
- 首や肩の筋肉の問題
- 不良姿勢の問題
以下の内容では、この筋肉・姿勢の問題をより詳しく解説し、それに対する改善方法をご紹介していきます。
側頭部痛の原因
側頭部の頭痛の原因は、首や肩の筋肉が考えられます。
首の筋肉の中でも、『胸鎖乳突筋』と言われる首の前側の筋張っている筋肉が大きく関係してきます。
一見場所が離れており関係なさそうな筋肉ですが、胸鎖乳突筋が過剰に緊張していると側頭部に痛みを放散させることがあります。私の経験の中では何名か、この筋肉をマッサージすると側頭部に痛みが生じてしまうという方に出会ったことがあります。
胸鎖乳突筋は、首を左右に向ける・傾ける、頭・首を前に出す作用を有しており、日常的には過用に陥りやすい傾向にあります。
特にデスクワークをしている、美容師や研究者の方は、頭を前に出して覗き込むような姿勢になってくることが多いため、このような症状に悩まされやすいことがあります。つまり、姿勢と筋肉の緊張には関係があるということです。
また、胸の前(前胸部)の筋肉が硬くなり、肩が前に入ってきて猫背姿勢になっている場合も、相対的に頭が前に出てくるため胸鎖乳突筋の緊張が高くなることがあります。
左右のどちらかを見る機会が多いという方は、片側の症状に悩まされやすいです。例えば、書記動作が多く常に片側に首が傾いている方、デスクワークで片側にモニターがある方、家での食事・テレビを見るときに片側を向いている方です。
左を向くことが多い方は右側の胸鎖乳突筋が緊張しやすく、右を向くことが多い方は左の胸鎖乳突筋が緊張しやすいです。
これらを改善するためには、胸鎖乳突筋の緊張を和らげるためにマッサージとストレッチを行い、前胸部のストレッチを行うことで猫背姿勢を予防する必要があります。さらには、日常生活での姿勢、片側に偏る環境の整備をする必要があります。
- 頭・首が前に出る姿勢
- 肩が前に入る猫背姿勢
- 片側を向く姿勢・環境
このような姿勢が多い方は、日常的に注意して生活を送っていただくと良いでしょう。
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胸鎖乳突筋のマッサージ
まずは、痛みを引き起こしている胸鎖乳突筋の緊張・硬さを改善しましょう。その次に、胸の前の筋肉(大胸筋)をストレッチして、普段の姿勢や左右バランスを整えていきましょう。
胸鎖乳突筋に対してマッサージをすることがオススメですが、行う場所には注意していきましょう。
- 喉ぼとけの高さで前の部分を指でマッサージ
- 顎の高さで横の部分を指でマッサージ
強い力では行わずに、軽く圧をかけて『痛いけど気持ち良い』程度でマッサージしていくと良いでしょう!
時間は2〜3分程度にして、長い時間行わないように気をつけましょう。やり過ぎてしまうと、筋肉に対する刺激量が多くて緊張が高くなってしまう可能性があり逆効果です。適度に行いましょう!
胸鎖乳突筋のストレッチ
座りながら簡単にできる胸鎖乳突筋のストレッチ方法になります。
上を向くと首が痛い方や、左右を向くときに痛い方は、このストレッチを控えるか注意しながら行いましょう!
左側の胸鎖乳突筋のストレッチ例
- 右手で左の鎖骨を押さえて下に引き下げます
- 斜め上を見ます
- 頭・首を右側に傾けます
- ③を維持したまま、天井・上を向くように左へ捻りましょう
- 左側の首の前が伸びている感じがすれば良いでしょう
- 深呼吸を5回ほどゆっくり行いましょう
右側の胸鎖乳突筋が気になる場合は、まず右側を行い、その後左側を行い、もう一度右側を行うようにすると良いでしょう。
右側だけを行うのではなく左側も行うことで、左右の緊張度合いを調整していくことがオススメです。
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前胸部のストレッチ
胸の前の筋肉のストレッチを行なっていきましょう!
左肩を上にした横向きの状態で説明します
- 左股関節を90度曲げます
- 左手を目線の高さから頭上へ向かって動かします
- そのまま斜め45度付近まで開いていきます
左の肩甲骨が床あるいはベッドにつくよう、上半身を捻ります - 呼吸は止めないように注意し、各10回を2セットずつ行いましょう。
胸の前の筋肉は胸鎖乳突筋と繋がる関係にあるため、姿勢の面からはもちろん、間接的に胸鎖乳突筋の緊張を和らげることにもなりますのでオススメです!
ぜひお試しください!
頭の後ろ(後頭部)の頭痛が生じてしまう方は、こちらの記事も併せてご参照ください
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