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痛み止めの薬を服用すること
痛み止めの種類を決めて処方することは、基本的には医師が行うものとなりますが、今回の記事では「痛み止めを服用するのは不安だな」「痛み止めを服用するか迷ってしまった」という方のために1つの判断材料にしていただきたい内容となります。
※念を押して何度も述べますが、あくまでも薬を処方をするのは医師であるため、指示にしたがって服用するのが良いとは思います。
『薬を服用するのはあまりよろしくないのでは?」と考えておられる方々は多かれ少なかれいると感じます。実際にそのような質問を受けることは多いです。
しかし、痛みを抑えてくれる、和らげてくれる効果があるものは、時として素晴らしいものであるとも感じます。
痛み止めを長期的に服用することは、痛み止めの薬がないと生活できない身体・心の状態になってしまう、つまり依存している状態の可能性があります。ただし、病気であったり、神経の症状がある方においては、必要なものであると考えられます。
痛み止めの薬を服用すると良い点・メリット
痛み止めを服用することの良い点・メリットに関しては、症状を軽減・緩和してくれることです。
痛みがなければ生活に支障をきたすことなく、楽に生活を送ることができます。また、痛みによるイラ立ちや嫌な感情、不安な感情なども抑えることができるため、体にとっても心にとっても良い効果があります。
そして、種類にもよりますが、痛みを抑えるだけではなく『消炎作用』が含まれるものもあります。怪我などをしてしまった場合、身体には炎症反応が生じますが、その炎症を抑える作用を持っているため、症状の改善に繋がりやすくなります。
このことから、怪我をしてすぐの時(炎症が生じている時)は迷わず服用して良いのではないかと考えます。(ロキソニンやカロナールなどが服用されることが多いかと思います。)
・心身の健康状態を維持することができる
・炎症の治りを早めることができる
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痛み止めの薬を服用すると悪い点・デメリット
痛み止めを服用することの悪い点・デメリットは、薬に依存してしまうことや痛みを誘発する動きを行ってしまうことにあります。
痛み止めを服用することで痛みが抑えられますが、薬の効果が切れてくると痛みが生じてしまいます。そうなると、痛みを我慢できず薬を服用してしまい、段々と薬を飲まなければいけないと考え、そこから脱却できなくなってしまうことがあります。
薬を服用している間は痛みが緩和しほとんどなくなるかもしれません。その時に、ついつい動き過ぎてしまう方は比較的多いです。薬を服用していなければ痛みが生じる動きを、薬を服用し痛みを感じない状態で動いている場合、痛みを発している原因部位にはストレスが加わり続けているために、痛みを悪化させている可能性があります。
もし仮に怪我で組織が損傷している場合は、上記のことを繰り返してしまうことで痛みが徐々に増加してしまいます。そして、薬を服用しないと痛みが増悪してしまうため、また薬に頼ってしまい…というような悪循環に陥ります。
つまり、服用のタイミングはとても大切であるということです。
・痛みが生じる動きを繰り返してしまう
・結果的に痛みを悪化させている可能性がある
痛み止めの薬を服用するのを考えた方が良い場合
生活を送る上で支障をきたさない程度の痛み、ある程度我慢のできる範疇の痛みである場合は、薬を服用するのを考えてみても良いかもしれません。このような場合は、薬を服用しても良いですし、しなくても良いと考えられるからです。専門家と相談をしながら決めると良いでしょう。
毎日・毎食痛み止めの薬を服用しており、普段の生活を送る中であまり痛みを感じていない場合も考えた方が良いでしょう。いわゆる『痛み止めの薬を服用しているせいで、本当に痛みが生じるのかが分からない状態』であるからです。
いきなり0にすることはしなくて良いので、徐々に薬の頻度や容量を減らしていき、痛みの具合を確認することを段階的に行っていくと良いです。これもご自身で決めるというよりは、専門家の方と相談しながら決めると良いでしょう。
そして、アスリートのスポーツ競技においてよく聞く話ですが、痛み止めを服用して競技を行う・趣味のスポーツを行うことは、本当に大切な場面以外は行わない方が良いでしょう。
痛みはあくまでも身体のエラーサイン(危険信号)です。その危険信号を無視して全力疾走するかの如く身体を動かしているということは、身体にとってはマイナス要素の方が大きいでしょう。しかし、それぞれ抱えている状況・背景(バックグラウンド)は違うため、それと天秤にかけて考えていく必要があります。
・我慢できる程度の痛みの場合
・痛みを感じていないけど薬を服用している場合
・薬を服用しながら競技やスポーツ活動を続けている場合
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まとめ
痛み止めの薬を服用することは、良いことでも悪いことでもありません。身体の状態に合わせて変えていく必要のあるものです。
薬の種類も複数あり、個人によって効果を感じられるものもあれば感じないものもあります。
効果を感じられない場合は相性が悪いこともありますが、そもそもの痛みの原因と痛みを抑えるための薬の内容がマッチしていない可能性があります。これに関しては専門家に相談し、内容を見直す必要があるでしょう。
また、痛み止めを服用せずに活動することで、「これは痛い動き方だな。」「この動き方だったら痛くないな。」というような身体の動き方に気付ける可能性があります。それは長期的にみて痛みを予防することにも繋がりますので、一度は経験しておいても損はないでしょう。
上記のことでご相談やご質問等がある場合は、お問い合わせフォームや匿名でできる質問箱などをご利用ください。
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