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首の寝違えや起床時の首の痛みについて
『朝起きたら首が動かなくなっていた』『首が痛くて目が覚めた』など、起床時の首の痛みは多くの方を悩ませていると思います。
痛みで振り向けなかったり、首を動かすことが全くできないほどの痛みが出る時もあります。
ベッドが悪い?枕が悪い?と色々考え、それを新しく取り替えてもまた痛みが出てくる方は多いでしょう。
睡眠時の姿勢も関わってきますが、寝ている時の姿勢や身体の動きをコントロールするのは非常に難しいです。
そのため、寝違えた時は首がどのような状態なのかを理解し、痛い時の対処方法を覚えていただけると良いでしょう。
首の寝違えについて
首を寝違えた時は、なぜ痛みが生じているのでしょうか?
痛みの原因はこれといって定められているわけではなく、判定は難しいというのが現在の見解です。
可能性としてあげられるものを以下に示します。
- 筋肉:睡眠時の不良姿勢により筋肉が引き伸ばされ血流が悪くなった状態
- 関節:睡眠時の不良姿勢により関節に過剰なストレスが加わり炎症が生じる
- 神経:睡眠時の不良姿勢により関節部分で神経が圧迫を受ける
これらが痛みを引き起こしている組織と考えられます。
寝返りが少ないことや、日中の首・肩周りにかかる負担が大きいのも、これらの症状を引き起こす要因の一つとなります。
睡眠の質が悪いのも関係しており、深い眠りについている時ほど筋肉の緊張は和らぎやすいと言われています。
眠りに入る前に、深呼吸を繰り返したり、軽いストレッチを行うことで全身をリラックスさせることがオススメされます。
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寝違えたときの対処方法
朝起きて全く首を動かせないほどの痛みが生じている場合の対処方法について記載します。
首の筋肉を直接リラックスする方法と、肩甲骨周りからリラックスする方法をご紹介していきます!
首の筋肉のリラクセーション方法
まずは、首の筋肉をリラックスできるようにしていきましょう!
- まずは肩甲骨の部分から肩を可能な範囲で大きく回していきましょう。
これを1~2時間の間隔でこまめに行なっていきます。 - 翌日、痛みが軽減し多少動かせるようになってきたら、痛い部分を軽く押さえながら痛みのない範囲で上下左右に首を動かします。
1~2時間の間隔で10回ずつ行いましょう。 - ある一定の方向へ動かす時だけ痛む程度に落ち着いてきたら、首の筋肉にストレッチをゆっくりとかけていきます。
決して痛みを引き起さないよう、心地よく感じる程度に行いましょう。
15~30秒程度を3回繰り返しましょう。
非常に強い痛みは、首の関節周りの炎症と考えられるため、2~3日経過すれば多少動くようになると思います。
そのため、1の段階は痛みが発症してから1~2日程度と考えられます。
日に日に良くなっていくため、可能な範囲で徐々に動かしていきましょう!
痛みの程度が中程度〜低度の場合は、1は飛ばして2→3と進んで行なってみてください!
首の軽い運動に合わせて、肩甲骨周りの運動も行なった方が良いので、下記で紹介しているものも行なってみてください!
背骨・肩甲骨のストレッチ
首の筋肉の多くは、肩甲骨に付着しています。
そのため、肩甲骨を動かすことで、首の筋肉の緊張を和らげることができます。
痛みがある場合は無理せず、痛みのない可能な範囲で動かしていきましょう!
- 右側を上に横向きに寝て、両膝を抱えるように股関節を90度曲げます
- 左手で膝の部分を押さえて、右手は耳の後ろ後頭部を触れます
- 肘を開いて、天井の方を見るようにして身体を開いていきます
- 肩甲骨が床面に着けるように動かします
- 肩がすくむと痛みが出やすいので、なるべく肩を下げて行います
- 可能な範囲まで捻ったところで深く息を吸い、息を吐く時にさらに上半身を捻りましょう
- 左右10回を2セット行なってみましょう!
痛みの出始めた時期に行うのは、少し厳しいかもしれませんが、少し痛みが落ち着いてきたタイミングで行なっていただけると効果的です!
肩に力が入りやすい人や、肩がすくみやすい人は、痛みが出やすいと思いますので、なるべく肩の力を抜いて、少し肩を下げるようにして行なっていただけると良いでしょう!
改善されない場合
上記の内容で痛みが改善されない場合、筋肉ではなく関節の問題や神経のダメージが大きい可能性があります。
①頸椎の関節の動きに制限が生じてしまっている場合
睡眠時の不良姿勢により、上下の頸椎の位置関係が悪くなってしまうことで、関節周囲の組織が痛みを引き起こしてしまいます。
関節がうまく適合していないために、関節部分で動きが詰まってしまうような状態です。
この場合は、こちらの記事で紹介している首を動かす練習をすると良いでしょう!
首の関節がしっかり動くことで、一気に症状が軽くなるかもしれません。
②胸郭の動きにもともと制限がある場合
胸・肩周りは首の土台となるため、この部分に動きの制限があったり、安定していないと、その上に乗っかっている首や頭が不安定になってしまいます。
そのため、重たい頭を支えようとして首の筋肉の緊張がとれなくなってしまい、余計に関節の部分を圧迫してしまうことが考えられます。
この場合、首を動かすことが逆にストレスになる可能性もあるため、痛みが悪化する場合は首を動かすことはせずに、まずは上記で紹介している背骨・肩甲骨周りのストレッチを行なってみてください!
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起床時の首の痛みの他の要因
夜間に歯ぎしりをしてしまう方も、朝起きた時に首・肩周りに痛みを感じることがあります。
歯ぎしりによって、顎や首回りの筋肉に力が入ってしまい、筋肉の緊張状態が続いていることが要因と考えられます。
深い睡眠の時には歯ぎしりをしないので、睡眠をとる時間帯や食事、運動などを含めた身体の状態を考慮する必要があります。
また、精神的なストレスも影響していくと考えられますので、いいストレス発散方法などがあればそれを試してみても良いかもしれません。
マウスピースを付けることで痛みが和らぐ可能性もありますので、専門機関でご相談していただくのが良いでしょう。
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